有限会社松永和廣設計事務所
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昔ながらの道具について

久しぶりの投稿で忘れられてしまったかもしれませんが、これで第四回目。

今回は囲炉裏の上の方に付いている四角い飾り「天棚↓」について紹介します。109


天棚(別名:火棚)は今では、装飾としてつけられることが多いですが、その昔、今日ような寒い季節には、囲炉裏の暖気を拡散し、家中を温めるのに一役買っていました。

現在使われるエアコンや石油ストーブのような便利さはないかも知れませんが、昔の人の、生活の知恵を知る事ができます。

寒い冬に家族みんなで、小さな火を囲んで暖をとる、そんな生活を一度経験してみるのも今となっては、貴重な体験かもしれません。

大塚

ブログ再開のお知らせ

約1ヵ月程お休みをしていた松永設計のブログですが、昨日、所長の投稿より再開いたしました。

私たち松永設計所員も、所長の投稿文に負けないよう、皆さんの関心を集めるようなブログを作っていきたいと考えていますので、これからもよろしくお願いします。

ブログ責任者より

住まいとは何か

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日本の文化・生活水準が高度に発達したここ50-60年、日本の人々は機能性と合理性、生産性ばかりを追求した住宅を多く造ってきました。
その結果、住宅は石油化学製品による新建材や接着剤に頼る新工法の多用により、息苦しささえ感じるような家となり、ひいてはシックハウス症候群の発生に至りました。

また、一見合理的と思われるエアコンや床暖房などの機械により環境を一時的に制御して快適性を高めた高気密・高断熱住宅は、住まいと環境とを隔絶し、昔からあった「人と自然の共生の関係」を失うことにつながりました。


古民家のように自然素材だけでできた住まいに住むことは、現代住宅の利便性や快適性からは遠ざかるものの、それ以上に健康的で豊かな感性を育む生活が出来ます。50-60年前まで、人と住まいの関係は自然抜きでは語れませんでした。人は自然の一部であり、また、自然に対し畏敬の念を持ち、地元の木や素材で家を建て、自然の恵みを受けるような家づくりをしてきました。


これからの住まい造りはどうあるべきでしょうか。
当事務所が考えるこれからの住まい造りのキーワードは「環境」です。
「住まいを通じた地球環境の保全」、「住まいと周辺環境との調和」、そして「居住環境の質の革新」がこれからの住まい造りに必要なことだと思います。


「地球環境」は、住まい造りが環境破壊の一因となっている今の日本で、緊急に向き合わなければならない最重要課題です。現在、日本の住まいの平均寿命は26年とも言われ、スクラップアンドビルドは環境破壊の代名詞となっています。これからの家造りは再生可能な材料及び工法を使用し、そして長く住み継ぐことで廃材にしないことにかかっていると考えます。私たちが得意とする古民家はいいお手本です。古民家は木・土他その土地の材料のみで造り、尚且つ金物や接着剤を使わないため解体・再構築が可能な工法で建てられています。


「住まいと周辺環境との調和」、これは今の日本人が一番忘れてしまっている感性です。日本のどこに行っても同じ外観の住宅ばかりが続き、山の中に突然黄色い家が作られ、町屋の続くところに西洋風の家が建ったりと、風土にあった特色ある町並み・地域のアイデンティティは失われ、いつの間にかそれが当たり前の日本の風景となってしましました。住まいの外観は自分の物ではなく、その周囲で生活する人々全員の物という意識を造り手は持つべきです。


そして、「居住環境の質の革新」とは、これらを実現する為に必要な、意識の改革です。快適性の基準は一人ひとり違います。しかし、これからの住まいは限りある資源や環境を考えながら、不便な中にも暮す楽しみを見出すなど、住まい造りを通してライフスタイルを見つめ直し、実行していくことが大切なのではないのでしょうか。

 


2013年、松永設計では持続可能な未来のために再生可能な材料・工法・エネルギーを用いた住まい造りと、心豊かな暮らし方の提案を行っていきます。

松永

よいしょ〜。

今日は松永設計の毎年恒例餅つき大会でした。

所長も見事な腕前でお餅をついております。

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もちろん子供たちも参加しました。

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松永設計ではお施主様とのつながりを大切にしたイベントがたくさんあります。今回の会場も森町の古民家の前庭をお借りしました。

餅米を蒸して大きな木の臼で餅つきすることは、今の子供たちにはなかなかできない貴重な体験です。
今日の思い出も絵日記の新しいページになることでしょう。

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足場板


ウッドデッキ

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不要になった足場板で作られています。

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tahara

冬至

明け方の庭
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事務所の石臼にも薄氷
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今日から炬燵を出します

フルヤヒロユキ

自然とつながる

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 障子は、古くから日本人の生活に寄り添ってきた建具のひとつです。
 外部からの光を柔らかく取り込み、内と外とを穏やかに繋ぎます。
 アルミサッシに比べれば、気密性も水密性も 期待できません。
 ですが その佇まいには、数字では表せない やさしさや温もりを感じます。

 
 四季のある国に生まれて来れたのだから、
 その移り変わりに気付ける様な暮らし方が出来たら、素敵だなと思います。
 

 miyagishima

煤竹

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現場に搬入された煤竹です。
藁葺き屋根の屋根裏や天井に使われていた竹を再利用しています。
100年以上囲炉裏の煙で燻されて自然についた色と縄の跡が良い雰囲気ですね。
takayama

歴史の手がかり

奈良県のとある場所で、現在行われている古民家再生工事にて、お施主様が珍しいものを見せてくれました。

この建物は、いつ建てられたか正確にはわからないほど古く、趣がある建物です。

そんな住居の屋根裏に据え付けられていたのがコレ↓
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小槌と矢のような飾りで、小槌には当時の大工と当主と思われる名前が記されています。

お施主様は、「この名前を手掛かりに建物が、いつ建てられたか知る事ができたらいいな」と仰っておりました。

私も、この工事が先人との繋がりのきっかけになればと思っております。

そして、遠い未来、また歴史を振り返ってくれる住民が、この建物に住み続けてくれていることを願っています。

大塚

尾張徳川家19代当主

9e771807.jpgこの飾り棚、徳川家縁のものです。40年来の親友の家で食堂の雑器入れとして何十年もの長きに渡り使われていましたが、改築に当たり居場所を失い、幸運にも我が家の御宝となって玄関の顔と相成りました。誂えたように寸法も雰囲気もピタリとはまっていると思います。
床は築100年の解体された
、畳の下の床板です。
飾り棚は中世のイギリスのものなので、古いもの同士なら、融合してしまうんですね。
松永
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